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病気や障がいのある人が気持ちよく働ける職場づくり

健常者と100%同じように働けるわけではない

例えば夜勤とかある仕事とかはなんだかんだ言ってもちょっと辛いんじゃないかなあと思います。同じように働くことができますって言っても、100%そうでもないというのはあります。そこは考えた方がいいのと、そうはいっても、本当に仕事に差し支えあるぐらいまで、自分の経験からすると、体調がすぐれなかったのは、服薬の一時期にあったと思うので、それも結構大事な、それはそれで大事なことなんだけれども、そこを乗り切っちゃえばっていうのもあるとは思います。その時に、一番大変な時に、いろんな面でアドバイスとかを、病院とかの方とかも含めてしてもらうと、もうちょっと気持ちが楽になるかなと思います。そうすると、病気になる前と同じぐらいまではいけるんじゃないかなと思います。ただ、その間に年齢も重ねてくるわけだし、具体的にちょっと体力が徐々に下がってきたりはするから、それは全く同じとはいえないと思います。(男性・30歳代)

「健常者と同じように働ける」は病気や障がいがある側の言葉

病気になっても同じように働くことができるのは確かなんですけれども、同じように働かせることができると思われたら、それはちょっとたまったものじゃないなと思うんです。同じように働けるというのは、あくまで陽性になった本人の側から発するべき言葉であって、けれども本人は少し大変でもそう言ってしまうであろうし、ある程度までは同じように働けるかもしれないけど、全く同じようにまでは難しい場合もあるっていうことを前提に立ってもらいたいなって思います。(男性・30歳代)

職場でのふだんの会話に気をつけてもらいたい

うちの会社ではないのかもしれないけど、社内に噂好きな人とかがいたりすると、そういうのってちゃんと抑えてくれる人がいないと、なんでこの人は休んでるのとか、それはもし会社にそういう人がいたら嫌だっただろうなというのは当時すごく思ったことなんで。喫煙室とか給湯室とかの会話とか、ああいうのもやっぱり、嫌です。病気に関することだったら、ああいう喫煙所や給湯室の会話っていうのは、実は真実だったりすることあるんだけど、ああいうのも自分は嫌ですね。自分が気づかないだけでなにか言われてるかもしれないなって。全くないわけじゃないでしょ、そういうのっていうのは。でも、そのへんちょっと疑心暗鬼になった時期もあったかもしれない、あったと思います。(男性・30歳代)

地方の企業で個人情報について気にした体験

地方の企業といっても中小のベンチャー企業なので、大手大会社とは違うと思いますが、人員が少ないだけにスタッフ間のやり取りが密なところもあります。その分、年末調整の用紙提出など会社への提出物はやたらと気を使う場面ですね。このことも気にかかっていて。個人で仕事していたころの確定申告はある意味都合がよく、バレる率を低めていたこともありました。しかし、会社として個人の必要以上の情報は漏らす必要がないとも思うわけで、管理すべき人がしてくれてたらいいかなとは思うものの、一方で最近となってはバレたらしょうがないか、そういう運命か、くらいにとらえているところもあって・・・。「あぁ、バレちゃった?」くらいな感じというか。
これまでは病気のことが絡むことは代表に直接話していたり提出物を渡していたり。自分自身も役職を持って仕事しているので、むしろ回収する側。誰かに勝手に個人情報を知られることがない立ち位置ということもあるかもしれませんが、あえて言うことはないにせよ、バレたらその時また考えればいいかと少し楽観的なところもあります。地方だと世間が狭いので、働く場所によっては個人情報の気の掛け具合は雲泥の差があるかもしれません。
プライバシーの観点でいうなら、企業だけでなく役所や病院もです。打ち明けたくない、バレたくないという心情を抱える人が多いからこそ、あらゆる面での配慮に気をかけてほしいとは感じます。(男性・30歳代)

日常生活のバックグラウンドも聞かず、仕事のことのみを聞いてくる

おそらく。うちの会社は、結婚しているとか子どもがいるとか、離婚したとか、そういったことはわからないですね。一緒に働いてていても聞かない。個人的にこういうふうにいろいろ仲良くなって話せば、いろいろわかってきますけど。そうじゃないことっていうのは本当にわからないですね。全然バックグラウンドは、ああ、そうなんだって聞いてみるまでわからないです。(わかるのは)仕事の判断ですね。あの人は仕事の仕方がこうだからとか、そんな感じです。(男性・50歳代)

職場でエイズについて話題に出てくることがない

(職場でエイズについて話題に出てくることは?)そういうのはないですね。だから、逆にすぐ全然、誰もそんなの身近にいるなんて想像もしてないんだろうなと思いますね。あまりに想像の、相当外側なんだと思いますね、それって。(男性・30歳代)

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