一般の方向け6つのYes/No:HIV陽性者編

  • HIV陽性者の方にできる仕事はきわめて限られている?

    回答
    No
    ―解説―
    そんなことはありません。基本的にはHIV陽性ではない方と同じように働くことができます。ただし、通院をしなければならない点、および抗HIV薬での治療を続けなければならない点などがあり、通院への配慮や、治療薬が変わったときの体調の急な変化に対する配慮などは必要になるかもしれません。どんな配慮が必要かは個人差があります。
  • 多くのHIV陽性者は周囲の人にHIV陽性であることを言わずに過ごしている?

    回答
    Yes
    ―解説―
    周囲にHIV陽性の方は誰もいないと思いこんでいませんか?HIV陽性の方は、疾患があるからといって見た目が異なるわけではありません。けれども「もしもHIV陽性と伝えると差別されるかもしれない」という恐れから、ごく一部にしかHIVのことを伝えていない場合が多いのです。ですから、実際にはHIV陽性者と接したことがあっても、それに気づきません。慢性疾患や障がい全般についても、見た目だけではわからない場合が多いものです。「もしかしたら隣の人は何か病気や疾患があるかもしれない・・・」。ふだんからそんなことを配慮して生活すると、皆が暮らしやすい社会がつくるのではないでしょうか。
  • HIV陽性者のほとんどは健康を保って元気に生活している?

    回答
    Yes
    ―解説―
    はい、そうです。現在では治療が進歩しており、HIV感染していても、1~3か月に一度、医療機関を受診し、医師の診察と血液検査をHIVの薬の処方を受ければ、あとは1日1~2回ほどの服薬によって健康な人とほとんど変わらない健康な生活を送ることができます。
  • 日常生活でHIV感染することはない?

    回答
    Yes
    ―解説―
    HIVはHIV陽性者の血液、精液、膣分泌液、母乳などの体液に含まれています。これらが体内に侵入して初めてHIV感染が成立することになります。感染経路は、性行為、血液(注射針の共用など)、母子感染に限られます。ですから、日常的には、職場で一緒に働くことで、同僚や顧客に感染することはありません。さらに、HIV陽性であっても治療を受けていれば、HIVは血液検査で検出限界未満にまで減らすことができ、他者への感染リスクはほぼゼロになります。職場でHIV感染することは基本的に皆無と考えたらいいでしょう。職場で一緒にいること、トイレを共用すること、同じ料理を箸でつつくことなどでの感染は一切ありません。プライベートでも、治療薬でウイルス量を低く抑えていれば、他者への性行為によるHIV感染は一切なかったという報告もあります。
  • HIV陽性者の多くは身体障害者手帳を取得できる?

    回答
    Yes
    ―解説―
    HIV陽性者は障害者(内部障害)として認定を受けることができ、実際にほとんどの陽性者が障害者認定を受けて、身体障害者手帳を取得しています。障害者認定を受け身体障害者手帳を取得することで、さまざまな福祉制度を利用することができ、医療費の個人負担が軽減されます。また、障害者雇用枠で求職することもでき、同枠で就労するHIV陽性者も増えています。もちろん一般枠で就労することもできます。